春を感じる日も多くなりましたね。
桜、先週から満開ですね。
井の頭公園や通勤途中の道路で、花びらが舞っているのを見かけました…🌸
29日は最終日でした。
議案に向き合い考え続ける日々をずっと送ってきました。
やっとこの日を迎えた…!という感じです。
最終日は、委員会に付託された議案の採決、追加提出議案の上程・議場での質疑・採決など。
(議案→https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/090/090341.html 三鷹市HPより)
令和3年度当初予算に関して
(主な資料は、先日のブログでご紹介の通り https://chihironarita1904.amebaownd.com/posts/14794863 )
予算特別委員会(通称:予特(よとく))が始まると配られる予算審査特別委員会参考資料というものがあり、例年同じ種類の資料なのですが、今回、新型コロナ感染症対応に関する資料が新たにありました。
(資料より)令和3年度当初予算として、三鷹市は、新型コロナへの対応で、約4.4億円(うち約3.4億円を一般財源から捻出)。
予算特別委員会の審査報告書というものがあります。概要と、附帯意見(予特のメンバーの会派がすべて一致した意見)、各会派の討論が載っています。ご参考まで。(https://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/activity/pdf/20210329sinsa_yosan.pdf 市議会HPより)
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最終日に予特のメンバーではない会派は採決前に討論できるという仕組みです。今回は、予算特別委員会の質疑や、各会派の討論にない内容を2点に絞り、討論しました。
(原稿)
本議案につき、予算特別委員会でも様々な議論がありましたが、2点に絞り意見を申し上げます。
1点目、総務費の音声・映像広報費と民生費の子育て支援サイト運営事業費、土木費の自転車安全利用推進事業費に関すること、情報発信についてです。
一般に多く利用されている媒体を自治体が活用することは、自治体の情報を伝える上で必要なことだと考えます。予算概要にも、広報や啓発に関する新たな取り組みに関する記載があります。
動画による説明は、目と耳、両方から情報が入るため、情報の伝わり方に可能性を感じています。例えば、令和2年度にしているすくすくひろばなどの子育て施設の様子が分かる説明動画のような取組みは、特に子育てが始まったばかりのお母さんやお父さんたちの施設利用の際の心理的ハードルを下げることにも有効だと考えます。
今後も、様々な情報の種類、性質も含めた効果的な発信の在り方を研究していくことを求めます。
2点目総務費の三鷹ネットワーク大学運営費についてです。
意見収集のしくみにTwitterを活用してみる取り組みは、メンバーが固定化しがちな市民の枠を超え、新たな市民参加の形を模索するという姿勢と捉えています。手段に固執することなく、今後の新たな市民参加の展開を期待します。
以上意見を申し添え、本議案に賛成いたします。
補正予算も追加で2つ提出されました。
(https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/003/003871.html 三鷹市HPより)
↑令和2年度の3月補正予算 の中の、PDFファイル「一般会計補正予算(令和2年度第13号・令和3年度第1号)総括表 -付 事業概要ー」が資料としては比較的わかりやすいと思います。
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令和2年度一般会計補正予算(13号)について
12号で締めくくり!と思っていたので、締めくくりの締めくくりです💦
今回の13号は、ワクチン事業に関する補正予算。(新規事業なし)
コールセンターやクーポン発送のスケジュール変更や国の通知に伴う支払年度の変更による減額補正と繰越明許費(※1)の設定で、臨時会で可決した補正予算の減額補正です。
(※1)繰越明許とは?「何らかの事由により、当該年度に支出が終わらない見込のもの、又は予算成立後の事由等により年度内にその支出を終わらない見込みのあるものについて、議会の議決を経て、翌年度に繰り越して使用できる制度」(過去ブログでもご紹介しています。ご参考まで。→https://chihironarita1904.amebaownd.com/posts/13383187 )
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令和3年度一般会計補正予算(1号)について
令和3年度の予算の議決をとってすぐの補正予算。新年度すぐに取り掛かる必要がある事業に関する予算です。
補正予算の資料に「事業概要」がついていますので、事業の詳細はそちらをご覧ください。(https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/003/003871.html 三鷹市HPより)
📝 市の質疑等に対する説明(成田のメモ)📝
・子育て応援給付金事業
市独自の給付金で、2020/4/28~12/31生まれのお子さんに対し10万円給付する。5月中旬に振込予定。
・東京都の出産応援事事業
2021/1/1~2023/3/31に生まれたお子さん1人に対し10万円分の育児用品や子育て支援サービスを提供する。
都が実施主体(市の予算を通さない)で、市が計上しているのは事務費のみ(←これも都支出金が財源)。
・子育て世帯生活支援特別給付金(仮称)
低所得のひとり親世帯、住民税非課税の子育て世帯やその他低所得の子育て世帯が対象の、児童一人につき5万円給付する。昨年12月の補正予算でした給付金と同様の事業で、対象が増えた。制度の詳細が分からず、対象とわかっているご家庭分の予算を先に計上。詳細が分かり次第さらに補正予算を組む予定。
・市の子育て応援給付金事業を行う経緯等
東京都の26市のうち15市ですでに給付を行っている状況。
今年の1月に都の話では対象を2021/4/1~と聞いた。市は国の1人10万円給付の2020/4/28まで遡ってほしいと要望。都は2021/1/1まで遡ったと認識。
国(~2020/4/27)と都(2021/1/1~)の狭間で対象とならない子育て家庭へ給付金がないことへの不公平感は決して小さくないと認識。できるなら都の事業と同時に実施したいとこのタイミングの補正予算として。
令和2年度補正予算(12号)では、地方創生臨時交付金を、直結しているわけではないが、その一部が子ども子育て基金に積立てられているということからも、子ども子育て基金から取り崩し、この事業を実施することとした。
この補正予算では、国や都の支出金が全額でる事業を除いて、市の持ち出しでする事業は、子育て応援給付金だけなのですが、市の意思だけで行うことを決めたわけではない事業だということがわかります。市の持ち出しで一般財源を使わなければならないという状況に三鷹市としては、いわば「追い込まれた」形です。
一方で、コロナ禍での出産家庭への支援施策自体は必要だったと考えています。
ばらまき施策が連鎖していき、最終的に市の財政に大きな影響を及ぼす、その危険性をはらんでいるということを目の当たりにしました。
令和3年度の当初予算可決後すぐの補正予算第1号で、基金約1億取り崩しでのスタートとなり、今後の先行きの不透明さを感じさせられるなど、後味の悪い議案でした。
これまでも市の予算に関するブログを書いてきましたが、令和3年度、さらに厳しいスタート、ということを共有していただけましたら幸いです。
最後に、前向きな話題を。
副市長が選任されました。
(以前ブログで副市長に関することを書いていますので、ご参考まで。
https://chihironarita1904.amebaownd.com/posts/6273422)
市の職員の方です。新市長になって2年、副市長1人体制が続いてきていましたので、満を持して、という感じででしょうか。
議場でも、拍手と「頑張れー!」というような掛け声があがっていました✨
年度末、そして、明日から新年度。新生活が始まる方もいらっしゃると思います。
コロナ禍2度目の新年度になりますね。
忙しい時期ですが、皆様、どうぞ引き続きご自愛ください。
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