「1定」(3月定例会)が始まります (令和3年度当初予算・令和2年度の補正予算について)

タイトルの「1定」について・・・令和3年の1回目の定例会ということで、「1定(いってい)」と呼ばれています。


私にとって、2回目の、来年度の当初予算の議案のある定例会が、2月26日(金)から始まります。

去年の3月定例会から1年。この1年でさらに学んだ様々なことをいかしていきたいと思います。


~令和3年度当初予算の資料について~


https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/037/037785.html (三鷹市HPより)

令和3年度施政方針・予算概要(1)(2)・・・令和3年度予算を編成するにあたっての方針と、より細かな財政(令和3年度の総括や、歳入歳出など)のことや、具体的な政策(新規・拡充など)について書かれています。

より細かい全ての項目の数字か書かれている予算書はこちら。→ https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/085/085303.html (三鷹市HPより)


令和3年2月18日 記者会見配布資料」(PDFファイル)もわかりやすいので、ご興味ありましたら、併せてご覧ください!

https://www.city.mitaka.lg.jp/c_press/090/090321.html (三鷹市HPより)


そのほかに、予算特別委員会が設置される予定ですので、その際に予算審査参考資料も配布されます。


~令和2年度のしめくくり(令和2年度の補正予算について)~

 (補正予算の中身や三鷹市の財政に関することもあわせて、ざっくりとご紹介)


1定では、令和2年度最後の補正予算(一般会計と介護サービス特別会計)の議案もあります。

令和2年度の3月補正予算 の3つのPDFファイルが内容です。

https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/003/003871.html (三鷹市HPより)

1番上の「令和2年度3月補正予算(第12号)(PDF 236KB)」は、歳入と歳出が左右にあり、新型コロナ関連・それ以外の事業、などといった分類もされていて、比較的わかりやすい資料かと思います。


今回の補正予算について↓ざっくりとご紹介します。

〇新型コロナ関連(緊急対応方針、減収への対応など)

減収補填債(6.4億)を活用(リーマンショックでの歳入減の時以来の活用)

より財政的に厳しくなる令和3年度以降にむけて、財政調整基金の取り崩しで対応するのではなく減収補填債の活用で財源を調達した、ということです。(借金ですので、来年度以降に償還が始まります。)

(※1)減収補填債(げんしゅうほてんさい)とは?・・・地方税の収入額が標準税収入額を下回る場合、その減収を補うために発行される地方債。法人市民税と地方消費税交付金の減に対して、発行できる割合のMAXまで発行とのこと。

財政調整基金は、何の目的にでも使える市の貯金という認識でよいかと思います。三鷹市は不交付団体(※2)ですので、財政調整基金の額は重視するという長年の歴史があります。ふいに発生したあまりのお金は、基金として計上するなどして備えています。


ちなみに…話が少しそれますが、ふるさと納税などで寄付されたお金も基金として計上されます。寄付者が目的を指定している場合は、その目的の基金へ積み立てがされます。(「三鷹市まちづくり応援寄付金」のサイト→http://www.citydo.com/furusato/official/tokyo/mitaka/index.html


(※1・2)に関すること・・・令和3年度の施政方針の中でも、「不交付団体」や「減収補填債」に関する記載があります→「新型コロナウイルスの感染拡大により社会経済状況が悪化し、急激な税収減に直面すると、三鷹市のような普通交付税の不交付団体は、活用可能な地方財政措置が限られていることから、厳しい状況に陥ります。新型コロナウイルス感染症に対応した令和2年4月の税制改正では、固定資産税の減収について、国の交付金で補てんされますが、令和2年12月の税制改正に盛り込まれた土地の税額据置については国からの補てん措置がありませんでした。不交付団体は臨時財政対策債を活用することができず、減収補塡債についても税目が限られていることから財源の捻出に努めてもなお、基金を大幅にとりくずさざるを得ない厳しい予算編成となりました。新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、全ての基礎自治体が厳しい財政状況に直面しており、普通交付税の交付・不交付を問わない減収に対する補てん措置について、東京都市長会を中心に要望を行っていきます。」

https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/056/056789.html 三鷹市HP 施政方針(2)より)


・国の地方創生臨時交付金(新型コロナ感染症対応)は、三鷹市へは2.8億円 


・一般会計から介護サービス事業特別会計へ、0.4億円繰り出し、介護サービス収入の減収に充てる


〇新型コロナ以外の事業

・学校の空調設備、トイレ、ブロック塀改修工事

3月補正の特徴でもあります、国の補助金を使う関係で、翌年度に考えていたものを前倒して、繰越明許(その年度内に支出を終わらないものを翌年度に繰り越して使用できる)を設定し計上しています。

国の補助金は全額ではありません。(空調設備・トイレには2/7、ブロック塀には1/3)残りは市債を発行し、財源としています。


・寄付金を計上

3月補正では、令和2年度に寄付のあった額を計上します。(2021.3.1追記 それぞれの目的への基金への積み立て額は約860万円ほど。目的指定のあった衛生費寄付金約380万円は、小・中学校での感染防止対策の財源として活用。) 


三鷹市議会では、新年度の予算議案に対する代表質疑(会派を代表して質疑する・例年は交渉会派のみ)というものがありますが、今回は1人会派の私もできることになりました。

初めての機会ですので、しっかり頑張りたいと思います…!

子育て女性の声を 市政へ

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