12月定例会は、常任委員会が終わったところまで進んでいます。
さて、12月の定例会の特徴は、指定管理者を指定する議案があることです。
指定管理者とは??
今回、厚生委員会に付託された議案の中で、いくつかの学童保育所、むらさき子どもひろばの指定管理者を決める議案がありました。(議決は本会議5日目です。)
指定管理者制度について理解する主なポイントは、
・「公の施設」の管理に関する権限を指定管理者に委任して行わせる
・「条例」として定め、議会の議決を経る(地方自治法244条の2第3項に基づくもの)
・指定管理の期間を決めて、定期的にチェックする(期間は市が決められる)
・原則、公募。(複数の事業者から選ぶため。ただし、単なる価格競争の入札とは異なる)
三鷹市の施設で、指定管理者が運営する例⇊
SUBARU総合スポーツセンター → 「公益財団法人 三鷹市スポーツと文化財団」
ジブリ美術館 → 「公益財団法人 徳間記念アニメーション文化財団」
三鷹駅南口駐輪場 → 「株式会社 まちづくり三鷹」
コミュニティ・センター → 「住民協議会」
むらさき子どもひろば → 「株式会社 日本保育サービス」
市の施設全てを職員が管理するのではなく、一部の施設について法人に任せることができる制度で、個々の施設に対して、指定管理者制度を導入するかどうかは、自治体ごとに判断(三鷹市が決めること)とされています。
指定管理の期間が今年度で満了するものについては、12月の定例会で、4月からの指定管理者の指定の議案が提出される、ということになります。
余談になりますが、
今回の文教委員会の行政報告で、第三小学校の給食調理の「業務委託」についての話がありましたが、
業務委託は、議会の議決は不要(条例で定めず、契約で定める)、施設の管理権限が市にあるもの 単年度ごと という点が、指定管理者との主な違いです。
ちなみに、三鷹市の小中学校(22校)で給食調理について、これで19校が業務委託となるとのことです。
0コメント