公費負担については、先日参加した立候補者説明会で配布された手引きで、詳しく知りました。少しご紹介したいと思います。
自治体は、選挙自体に公費を使いますが、立候補者のためにも、公費で負担してくれます。
予定されている選挙については、予め、これらの予算をとっているそうです。
「公費負担制度は、候補者間の選挙運動の機会均等を図るために導入されたもので、選挙運動に要した経費の一部について一定の限度額の範囲までを公費で負担するというもの」です。
公費負担の金額は、自治体ごとに違います。
また、先日ご紹介した、供託金が没収される場合(得票数が基準に満たなかった場合)は、公費負担を請求することができない、とあります。
簡単に、ご紹介します。
①選挙運動用のポスター
選挙の時に設置される板に、全候補者が貼るポスターのことです。
三鷹市では、板が、229箇所 設置されます。
ですので、立候補者は、ポスターを少なくとも、229枚用意するということになります。
1枚当たり、1,881円までなので、
1,881 ✕ 229 = 430,749円 が、最大公費で賄われます。(←立候補者1人当たり)
②選挙運動用ビラ
これまで、選挙運動期間中はビラを配ることはできませんでしたが、今回は配布ができるようになりました。
ただし、枚数は4000枚(市議会議員選挙)、手渡しのみ、また、1枚1枚に証紙を貼るという作業が必要になります。
1枚当たり、7円51銭までなので、
7円51銭 ✕ 4000 =30,040円 が、最大公費で賄われます。(←立候補者1人当たり)
③選挙運動用自動車
いわゆる、選挙カーのことです。借入金額が公費負担の対象です。
各日について、15,800円(合計上限額110,600円)
スピーカーや看板などのレンタル代や任意保険料などは対象外。(2台以上使用する場合も1台分のみが対象)
そのほか、選挙カーのガソリン代や、運転手への報酬なども公費負担の制度があります。
このような制度があることは一般にあまり知られていなく、また、意識もされないことかもしれません。(私自身がそうでした。)
選挙自体に興味を持ってもらうことで、投票率があがるかもしれませんし、市政を身近に感じるきっかけになるかもしれません。
そのような思いから、自分が準備してわかったことをご紹介しています。
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