8月に、墨田区の「ガバメントクラウドファンディング」を学びに、視察に行ってまりました。(カタカナ、横文字ですね…)
クラウドファンディングは、特定の事業等をするために、目標額を設定して、多くの人々から少額の寄付集めるという手法ですが、
↓ これに、 ガバメント がくっついて、
ふるさと納税制度を利用して、自治体で、クラウドファンディングをする手法 ということになります。
少しイメージしやすくなりますでしょうか…
ふるさと納税関連の話は、実は、三鷹市にとって、タイムリーです。
というのも、
今開かれている9月の定例会で、「子ども・子育て基金」を新しく作るための条例の議案があるからです。
今まであった健康福祉基金(高齢者・障がい者・子どもの福祉全般のための基金)から、子ども部分を独立させた基金を作り、それに教育振興基金をくっつける
というものです。
子ども・子育て基金ができれば、ふるさと納税の寄付メニューの中に入る(※)ということになります。
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/furusato_nouzei/
(※)…例えば、
今は、寄付メニューの「福祉・子ども子育て支援」を選択してふるさと納税をすると、「健康福祉基金」というお財布にいれられています(積立)。
「学校教育・生涯学習の充実」を選択して寄付をすれば、「教育振興基金」に積み立てられるという感じで、寄付メニューと基金が紐づいています。
ふるさと納税については、今回の定例会の一般質問でも他の議員のテーマとしてあがり、市長のご答弁があったので、触れさせていただきます。
三鷹市の歳入は、市民税によるところが多いのが、特徴ですが、
市民税が多い → ふるさと納税をする市民・額が多い → 市民税減が歳入減にダイレクトに影響する
ということになります。
幸いなことに、平成31年度は、ふるさと納税の影響額を上回る市民税の増 ということで、歳入が圧迫されることはなかった、と分析されていますが、(まさに今、9月定例会で、決算審査が行われます)
財政課の説明によると、今後もふるさと納税額は増える見込みとのことでした。
返礼品目的のふるさと納税、東京都を中心にかなりの影響額がある現状には、疑問を感じるものの、
ただ、三鷹市としては、税が他自治体へ流出している現状を踏まえ、
流入を増やすような取組みを考え、実行していく時期であることは間違いありません。
とはいえ、クラウドファンディングについては、
何の事業について行うか
返礼品はどうするか (しかも、三鷹市内の人には返礼品は贈れない)
など、課題が多く…
難しいですね…
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