決算審査特別委員会 質疑内容のまとめ①総務費・衛生費等 ~R4年度はどんな年だった?

少し時間が経ってしまいましたが、9月定例会に関するブログです。

9月定例会は、6月定例会に引き続き、かなり盛りだくさんな内容だったと感じます。


決算審査特別委員会の質疑は、録画を見ることができます(公開期間が約半年)ので、各会派がどのような考えか、また各委員がどのような質疑をしているかなど、もしご興味ございましたらご覧ください。

https://mitaka-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=gikai_result&gikai_id=67


決算特別委員会は、議場棟の奥にある協議会室で行われます。

定点カメラでの撮影のため、議員は正面、執行部(市側)は後ろ姿となっています。


決算審査について、議会ごとに、手法や期間、時期など、やり方は様々です。

三鷹市議会では、9月の定例会中に、特別委員会を設置し、款ごとに審査 という形で行われます。

9月定例会とは別で開く、特別委員会は設置せず、項目ごとに常任委員会に付託する、質疑時間の制限の有無など、議会ごとのやり方があるようです。

三鷹市議会のやり方は、効率的で、バランスの取れた形なのかなと思います。




成田ちひろの質疑・市側の説明から、いくつか内容をご紹介します。

文字多め&内容が多岐にわたりますので、ご興味ある部分をご覧いただけたらと思います。




■総務費

(各委員持ち時間25分)

~成田ちひろの質問した内容より(概要)


・返礼品を活用した寄附(ふるさと納税)について

Q. 実績の1257件16, 759, 000円のうち、市への実入りはいくらなのか。

参考資料:実績報告書P82  決算概要P .70 


A. 約820万円がかかった費用。概ね半分程度が市の実入りとなっている。



・納税のアプリ決済の導入について

Q1. 市税等をスマホでのアプリ決済の種類も多く取り入れた。納付件数と納付額(納付件数17,672件、納付額477,809,835円)は、当初の想定値より多かったのか少なかったのか。

Q2.税納付の利便性の向上と、督促件数が減少するかについて関連はあるのか。

参考資料:決算概要P.89 事務報告書P.94


A1. 当初見込んでいたのは窓口納付のうち5%前後で、実際はその半分程度で少なかったと認識。 

A2. 督促状の減にもつながったのではないかと考えているが、収入未済額が43年ぶりに下回ったことから、納期内納付につながったと考えている。


(そのほか)

・予備費を充当(※)した総務費の事業の詳細について 

・デジタル推進参与(非常勤特別職)の市への貢献について 

・三鷹駅前コミュニティ・センター駐車場の休業に伴う運営支援交付金(外郭団体への補助金交付に関すること) 

・新都市再生ビジョン策定後の施設機能の在り方の検討について


(※・・・予備費を充当した項目は、実績報告書?? で支出項目はわかりますが、事業の内容はわかりません。 予備費は全体の額がまるっと予算計上され、内容について市議会の審議を通さずに支出可能なため、それを確認するために総務費以外のところでも質問しています。)



■衛生費・労働費・農林費・商工費・土木費・消防費・下水道事業会計

(各委員持ち時間25分)

~成田ちひろの質問した内容より(概要)


・産後ケア事業ゆりかごプラスについて

Q1. 実績を見ると対象になる方の5、6人に一人が利用しているが、その一方でもっと利用したいというお話もうかがう。当該年度の実績や、実施施設や利用者の話からの課題をどのように認識しているか。

参考資料:事務報告書P200


A1. 利用後のアンケートをみると満足度の高い事業と認識。770人の利用登録に対して利用できた人の割合は39.2%となっている。希望日に予約できないことや、産後ケア施設が三鷹駅周辺にしかないことなどが課題だと認識。今後の産後ケア事業のさらなる充実は必要だと感じている。



・三鷹消防署の用地について

Q1. 普通財産の消防用貸付物件の「旧三鷹消防署本籍用地」と「三鷹消防所本署立替用地」に増減が記載されている。三鷹消防署の建設はR4年度の前に終わっているが、このタイミングでの土地の増減となった理由は。  

Q2. 三鷹消防署本署立替用地は、市の土地ではなくなったものの、その後、今回と同様、戻ってくるものと考えてよいのか。また、消防事業に関する土地と建物について、三鷹市と東京都でどちらが用意するかについての説明も求めます。 

参考資料: R4財産に関する調書P40


A1. 本署はR1年10月に移転した。その後旧消防署本署の解体に都が着手。R4年10月に工事完了し更地となった。建替え用地と旧用地2件の用地について、決算年度末に東京都と三鷹市でそれぞれ譲与契約に基づき、所有権移転を行い登記が完了した。都と協議し、2つの用地の譲与の時期も合わせることからこのタイミングとなった。

A2. 本来、市の消防業務は市が責任をもって担うが、昭和35年から消防事務の委託に関する規約によってその一部を除いて東京消防庁に事務委託を行っている。建設用地は市が用意して、建物建設はこれまでの慣例で都の負担で実施されてきた。仮に将来移転となっても、現在の消防用地についても、将来的に返ってくるもの。


・公園の遊具について 

Q1. インクルーシブ遊具を2つの公園に設置した効果は。

Q2. 老朽化した遊具への対応は当該年度どの程度行われたのか。

Q3. 遊具に対する市民からの要望は、どの程度反映されるのか。


A1. アンケートより市民の満足度も高く、設置効果も高いと考えている。今後も、老朽化した遊具を取り換える際には、インクルーシブ遊具も一つの候補だ。

A2. 簡単な修繕、老朽化した遊具の取り換えをあわせて45か所程度行っている。

A3. いくつか案を用意して公園利用者の投票や近隣の学童保育所に話を聞いたりして決めている。


(そのほか)

・予備費を充当した衛生費と農林費の事業の詳細について

・当初見込んでいた都の交付金が確保できなかった三鷹台駅前広場整備事業についての経緯と、執行状況、確保できなかった額、その財源

・学校給食用に市内産野菜の栽培を促進する取組みの執行状況について

・学校の災害対策用備蓄の管理・確認方法について 




いつも、ブログをご覧くださり、ありがとうございます✨

10月上旬は、委員会視察や定例会の事務整理、会派要望の作成等があり、バタバタして過ごしておりました。

教育費以降もなるべく早めにまとめたいと思います💦ので、よろしければまたご覧ください。



今年は、土日にはイベントも多く行われていて、週末の予定が充実している方も多いと思います。

季節の変わり目ですので、

どうぞお体に気を付けてお過ごしくださいませ。