おはようございます。三鷹市議会議員の成田ちひろです。
緊急事態宣言が出されて2週間。
去年の市議会議員選挙からちょうど1年になりますが、
このような緊急事態を市議会議員として過ごしていること、もちろん想像もしていませんでしたし、何かのめぐりあわせかもしれない…と感じています。
3月議会だより配布され始めています。
緊張状態が続いているためか、3月定例会がずっと前に感じます…
今回は、意見書について、ブログで触れさせていただきます。
3月定例会での意見書について
3月の定例会では、非常事態という認識を私も強く持ち、また市議会としても異例対応をしよう、という動きがある中、時間短縮等の観点から、討論をしませんでしたが、
今定例会においては、三鷹市議会が意見書を出すべきではない、という考えから、ほぼ全ての意見書の議案について反対としました。
(※今回私が賛成をつけた意見書が1件ありますが、これはまちづくり環境委員会に付託された陳情によるもので、陳情を賛成としたので意見書も賛成しました。)
意見書の賛否にむけての普段の私の臨み方としては、意見書(案)という形で案文が定例会中の議会運営委員会で配られた後、それらを読み、専門家ではないので、内容をできる限り調べたり、場合によっては提案者の方に質問に行くなどしていますが、
繰り返しになりますが、今の非常事態の中、三鷹市議会が出すべき意見書なのか、という意識から、反対の判断をしたものです。
(また、3月27日に可決した意見書の内容が提出前に、国で動く方針だというニュースが報道されたり…いろいろ思うこともあります…)
以前から、意見書について、いろいろ思うことがありブログでも書かせていただいています(https://chihironarita1904.amebaownd.com/posts/6668286)が、
市長提出議案は、三鷹市に関して直接効力を発する事案を審査するもの、
議員提出議案(意見書)は、三鷹市議会として国などに対して意見を提出(※)するかを審査するもの
(※ 地方自治法第99条「普通地方公共団体の議会は、この普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を国会又は関係行政庁に提出することができる」に基づくもの)
仮に可決されて意見書送付となってもそれに対して返事も返ってきません。間接的な働きかけとも感じているところです。
同じ議案ではありますが、市長提出議案と議員提出議案は性質が違うものだと考えています。
話がそれますが、
市議会議長や市側、市議会の各会派(諸派を除く)の代表の集まる会議内で、会派を超えての要望を提出する機会をいただくなど貴重な経験をしていますが、
その中で私が強く感じたことは、
どうしても共同で提出したい文書、かなえたい内容であるからこそ、中での調整が必要、そして周りの会派等への一定の理解を求める事前の動きをする必要性、そしてそれが重要である ということです。
全てがかなうわけではありませんが、熱心に動けば、それだけの熱は伝わるものだと感じています。
三鷹市議会という組織に入って1年過ごす中で、今の私には、
意見書の位置づけとは?という疑問の深まり と 共同で作った要望との温度差を感じたということもありました。
ちなみに、
過去の議事録をさかのぼると、様々な意見書の議案の討論(賛否の前に考え方を特に示すもの)の中でも、
意見書自体の在り方を問うものや、
意見書の内容で、課題は重要、だが意見書を出すタイミングが今ではない、三鷹市議会の意見書として提出するというのはなじまない、真剣に議論するべきだからこそすべての会派で提出をすべきだと考える、など、様々な考え方が示されています。
議会だよりで、意見書等のタイトルと賛否が示されますが、
意見書とは何か、や、その意見書(案)の詳細について、一般にはあまり知られないところです。
それらについて、知っていただいたり、
市議会議員の仕事や市政に興味を持つきっかけに少しでもなっていたら、
今回のブログを書いた意味があるのかもしれません。
また、議会だよりをご覧になって、
あなたは、この議案について、どのように考えているのか?という問合せをいただくこともあるため、
今回の考え方を、ブログで書かせていただきました。
引き続き、皆様、3つの密を避け、体と心の健康に気をつけてお過ごしくださいね。
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