おはようございます!
今日は本会議5日目、定例会の最終日です。
途中、コロナウィルス感染拡大の対応で、学校の臨時休校など、様々なことがある濃い期間となりましたが、
来年度の予算の議案のある、重みのある定例会の最終日、
やっとこの日を迎えられた…という気持ちです。
さて、コロナウィルスの感染が終息を見せない中、オリンピックが延期されることが決まりました。三鷹市でも日々、コロナウィルス関連の会議が開かれ、状況に応じた対応をしているところです。
三鷹市議会では、本会議中の日程の変更は特にありませんでしたが、
会議室の換気の徹底、マスク着用のまま発言、通常なら係長職まで参加する予算特別委員会を課長職までにする、などの対応をしていました。
そして、
本会議5日目については、予算審査報告書の審査内容を読み上げをしない、など、本会議にかかる時間を減らすための特別な対応をすることに決まりました。(諸派を除く、各会派の代表者による会議で決定)
少し話がそれますが、
会派内で所属する議員がいない委員会については、
委員会に付託された議案の採決の前に、討論をすることができます。
今回でいうと、例えば、
諸派は、予算特別委員会に会派として委員の枠がない
↓
予算特別委員会に参加していない分、意見を述べる機会として討論できる
ということになります。
討論は、議場で市長も出席している中で、市側に特に伝えたい意見という認識で、内容を絞るようにしています。
話を戻します。
討論は、本来、時間制限はありませんが、
今回、市議会として、本会議に係る時間を減らすための対応をしている、という点から、
私も、予算議案に対する討論を、極力短くすることにいたしました。
傍聴にいらしている方や中継を聞く方にとっては、少々わかりにくいものとなるとは思いますので、こちらに、討論の内容の補足として、短くする前の原稿を載せさせていただこうと思います。
↓↓
〇総務費のまちづくり応援寄附推進事業費について
東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を契機に三鷹市の魅力を全世界へPRする、ということで、市役所の若手ワーキングチームの発案で始められたインスタグラムについて、
https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/084/084751.html(三鷹市HPより)
オリンピックが延期となり、その運用期間を延ばすことで対応するとのことですが、
令和2年度は、三鷹市でクラウドファンディングも実施が予定されています、ぜひ、ふるさと納税のアピールのツールとして有効に活用いただくことも、検討していただきたいと考えます。
〇民生費の在宅子育て支援費と保育所費について
まず、在宅子育て支援に関することです。
行政の子育て支援と言えば、待機児童の解消が大きな指標となりますが、今回、在宅子育て支援費も去年比1.32倍の増、平成29年度に在宅子育て支援費という科目ができて以来最高の予算額です。学童や保育所の待機児童の解消にむけた取り組みだけでなく、在宅子育て支援にもしっかり目を向けていただいていると感じます。
令和2年度は、保育所に併設する形で子育てひろばを新規に4か所整備するなど、おやこひろばの数は増えていますが、開いている曜日や時間帯が異なることから、HPや子育てガイドなどでわかりやすい情報提供をお願いいたします。また、情報提供においては雰囲気がわかる写真や説明文の掲載するなど、おやこひろばデビューの心理的ハードルを下げるような方法の検討もお願いいたします。
今後の在宅子育て支援の在り方について一言申し上げます。場づくりは、外にでかけて過ごす場所を求めている方にとっては価値の高いものですが、あくまで、待っている形です。外にでかけるきっかけづくりとなる事業も検討が必要だと考えます。
H31年3月の三鷹市の子育て支援ニーズ調査の中で、地域のひろば事業を利用していない理由で、利用する時間的余裕がないという方の割合が30%を超えていました。今後在宅子育て支援はどうあるべきかにつき、お母さんお父さんたちが助かると思うことは何か?という目線で、例えば、一時預かり1時間お試し無料でできます、とか、栄養バランスの取れた子どもの食事を毎食つくるのが大変なら保育所の給食を食べられる事業、など今ない形でも検討していただきたいと考えます。
次に、保育所に関することです。
0か100かではない働き方の推進につながる定期利用保育、また、認証保育所に通う家庭に、第2子以降も認可保育所並みの保育料にする再構築を行った認可外保育施設利用助成の取り組みは、大変評価いたします。
現状、数の多い0~2歳児の待機児童を減らし、目標としている待機児童0の実現に近づくだろうと考えますが、保活に関することで一言申し上げます。
認証保育所の多くが2歳児までとなるため、3歳児で、子どもの預け先確保のための活動、保活をする方が、これまでより増えるという可能性もあります。保活では、特に申込から預け先が決まるまでの約2カ月間は、保護者は不安な日々を過ごすことになります。
保護者の実務的・心理的な負担を減らす観点から、保活に役立つ情報提供にさらに努めていただくこと、また、業務効率性の向上に向けた取組みを進める中で、申込から結果通知までの期間を短くすることも検討していただくことを、お願いいたします。
保育所に関することについて、気になっていることをもう1点、申し上げます。
今年の2月に松江市の認定こども園で、節分の豆まき行事の際に園児が豆をのどに詰まらせ窒息死するという事故が起きています。三鷹市では、保育のガイドラインや安全保育マニュアルがあり、その中で、水遊びに関することや食べ物の調理方法やアレルギーに関すること、睡眠時に気を付けることなど重大事故を防ぐことについて、共通の認識をもっているとのことですが、豆まきの現状の確認なども行っていただきたいと考えます。
三鷹市の保育所数は数年間で倍以上に増えています。認可の公立・私立園に限らず、全ての保育所で 防げる子どもの重大事故を起こさないよう、巡回指導や園長会などの機会に取り組んでいただくようお願いいたします。
〇衛生費の産後ケア事業費について
デイサービス(日帰り型)の産後ケア事業については、今年度も2月末時点での実績でもよく利用されていることを確認しましたが、新たに拡充される夜も過ごせる宿泊型は、ニーズもあると感じていたため期待するところです。
この事業について申し上げたいことは、多胎児家庭の目線も入れていただきたいということです。現在、双子のお母さんが利用しようとすると、例えばデイサービス型の場合、通常2000円のところ、4000円となっています。新たに始まる宿泊型についても、料金、また、利用できる期間の延長、産後ケア施設移動の際のサポートも含め、多胎児家庭にとって使いにくい事業にならないようご検討いただきますようお願いいたします。
〇農林費 の市内産農産物利用推進事業費 について
学校給食における市内産農産物を増やし、都市農業の振興を図るとのことですが、
現在、学校が長期臨時休校となり、その安定的な需要が見込める学校給食 もストップしています。毎年定例のことが、その通り行かないということが今後も起こる可能性があります。そのようなリスクを想定し、もし起こった際には、農家の方への損失補填や、フードロスの観点から子ども食堂に提供することなども考えることは重要ではないかと考えます。
〇土木費の児童遊園整備事業について
上連雀くすのき児童遊園をボール遊びができる公園とするため事業費を計上としています。市内では、すでにボール遊びができる公園を整備していますが、情報提供・発信の点で、改善していただきたいことがあります。
三鷹市のHP内で、公園のご案内というページに載っている一覧では、井の頭公園・野川公園・風の散歩道、牟礼の里、丸池の里、大沢の里、三鷹市農業公園などが載っていますが、子どもの遊具がある公園やボール遊びのできる公園は載っていません。また、公園の多くは緑と公園課が所管していますが、所管の異なる、旧環境センター跡地の新川暫定広場や、上連雀交通公園の情報は、サイト内を公園で探しても、その存在を知らなければ、なかなかたどり着くことができません。
https://www.city.mitaka.lg.jp/c_categories/index06002001.html(公園のご案内)
https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/079/079233.html(新川暫定広場)
https://www.city.mitaka.lg.jp/c_categories/index04004002.html(上連雀交通公園)
(三鷹市HPより)
新宿区のHPでは、「目的別公園一覧」があり、スポーツができる公園や、歴史・文化に触れられる公園、など目的別で公園を探せるようになっています。
https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/index15_03.html(新宿区HPより)
また、調布市のHPでは、どんな遊具があるかなどがわかる写真と説明文が各公園ごとに載っています。このような情報は、子どもが好きそうな遊具のある公園にいくことができる、など助かります。また、ボール遊びのできる公園、健康遊具のある公園、などの分類もあります。
https://www.city.chofu.tokyo.jp/www/genre/0000000000000/1181617116963/index.html(調布市HPより)
特に今、コロナウィルスの流行で、子どもたちも公園で遊ぶ機会も増えています。屋外で過ごせる公園情報は貴重ですので、ご紹介した他自治体のHPを参考にしていただき、利用者目線にたった公園の情報提供の検討をお願いいたします。
以上意見を申し添え、本議案に賛成といたします。
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