これであなたも、予算マニア…?

~予算の議決は大仕事~


第1回定例会中です。スケジュール詳細(三鷹市議会HP)↓

https://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/activity/schedule/2020/custom_2020a.html#schedule


本会議1、2日目 一般質問

本会議3日目  議案上程(提出する議案を市長が読み上げます。事前に資料はいただいています。本会議はセレモニー・儀式のようなものとも言えます。)

議会運営委員会 提出された議案について、即決(すぐ議決)か、付託(委員会でじっくり審査した後に議決する)かを決めます。

本会議4日目  即決議案の議決 と 議案を各委員会へ付託 (議場で付託すると発言して正式に付託と決まります)と予算議案に対する会派ごとの代表質疑(一人会派は代表質疑なし)

常任委員会(総務・厚生・まちづくり環境・文教) …付託された議案審査と行政報告

予算特別委員会 ←今ここ

※今回は予算の議案があったため、予算を審査するための特別委員会が設置されました

常設の特別委員会

本会議5日目 委員会付託の議案 等の議決 


私は予算特別委員会の委員ではありませんが、本会議5日目に採決があります。

初めての予算審査、

資料と、まさに「にらめっこ」しながら過ごす日々が今後も続きます。

手を抜かずに頑張ります。



税金の使い道について書いてある予算。

税金を払っている、だからこそ、使い道・使われ方 については興味があることですし、

きちんと使ってほしい と多くの方が思っていること、と感じます。



~どんな資料を使って審査しているの?

   予算に関する資料のご紹介、など~


① 施政方針・予算概要(全150ページ)

https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/037/037785.html

(PDFで(1)、(2)と分かれています。財政課が作成。)

三鷹市の大きなくくりでの傾向や財政事情などを文章やグラフを用いて説明。

また、新規事業など、三鷹市がアピールしたい事業が紹介されています。

ざっくり把握したい方へ、おすすめです。


(ちなみに、過去の施政方針もご覧いただけます。

https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/024/024595.html



② 三鷹市一般会計・特別会計予算及び同説明書 (全583ページ)

https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/085/085303.html

「予算書」 と呼ばれています。財政課が作成。

三鷹市に入ってくるお金、出ていくお金について、お金に関する情報全てが、科目(款 項 目)ごとに載っています。 

かなり細かいです。使いこなすまでにはかなり時間がかかると思います(私もまさに今、修行中です…)。


③予算特別委員会用に配布される参考資料(全274ページ)

施政方針・予算概要(①)や予算書(②)に補足するための、特別委員会用の参考資料。市役所の各部署が作成。

どのような目的で、どのような団体に、いくら補助金を交付しているか、

何の業務を、どのような団体に、いくらで委託しているか

ここ数年の事業実績 などが書かれています。



①~③の資料を使って審査するわけですが…、大量です。

目を通すだけでも一苦労。時間もかかります💦



①は、コンパクトに説明文が多く書いてあり、わかりやすいですが、

説明文ではなんとでも書ける・書きたくないことは載っていないとも考えられます。 

・・・意地悪な見方、かもしれませんが、ちゃんと審査をするためには、このような視点も必要です。

削減・縮小した事業 や ①でかかれていない新規事業 は、見つけにくい

②の過去年度分も使いながら、予算額の推移を追う作業も必要です。

②では、科目がよくわかるので、予算の構造やしくみがわかり勉強になります。

ある項目について、急激に増えている、減っている、ほぼ横ばい、などを確認し、

③を見るとその理由がわかったりします。

その上で、疑問に思うことは、実態を確認する等の作業もします。(時間との闘いになりますが…)



③について

HPにアップされませんが、この参考資料も、毎年同じ形式です。

この資料は各部署が作っているため、①、②のような統一感はありません。

資料の中には、予算資料として必要あるのか?同じような資料を他の報告書で作っているのでは?と思うものもなくはありませんでした。また、もう少し見やすい資料にできないだろうか、という印象をうけたものも正直ありました。


このようなことを書くのは、訳があります。

市役所で勤めていた時に、資料の数字作り等の作業もさせていただくことがありましたが、同じような数字を使った資料を複数回作るのはなぜだろう…と思っていたことがありました。

これは、そういうことだったんだ、ということがわかった気がしました。


行政側も毎年同じ資料を作る方が楽、また、変更すれば市議会への相応の説明が必要になる

そして、市議会からも、基本的に、毎年同じ形が望ましいとされる傾向があると感じます。


ただ、どこかのタイミングで、資料の種類の精査、わかりやすい資料への変更などは、検討事項だと思います。

行政側は、不要な資料を作るコストの削減ができますし、

資料が精査され、わかりやすくなれば、

議会側も読み解く時間も減り、より効率よく審査することができます。より意味のある議論が多くなることにつながるかもしれません。


とはいえ、資料が変わるというのは、実際はないだろう、というのが、私の言えることです…


長くなってしまいました💦

今回の予算に関することについて、

次回以降もいろいろな点で触れさせていただこうと思います。

子育て女性の声を 市政へ

三鷹市議会議員 成田ちひろの公式HP・ブログ