9月定例会中に開かれた厚生委員会の報告です。
大きく分けて、議案審査 と 行政報告 の2つです。
1 付託された議案の審査
議案(子ども・子育て支援法等に基づく事業の運営及び設備の基準等に関する条例の一部を改正する条例)
→今回、8月の厚生委員会の行政報告であった、幼保無償化での食材料費(給食費)の取扱いの方針を10月から実施するにあたり、条例改正を行うという議案です。
〇流れ
議案が議会に上程 (本会議3日目)
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議会運営委員会で委員会に付託と決め、議場でこの議案は付託と決定 (即決の議案は、先に議決をとってしまいます)(本会議4日目)
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委員会で審査(委員会内でいったん採決します)
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議場で委員会の審査報告、議決 (本会議5日目)
2 行政報告 (抜粋)
①4小学童保育所待機児童解消に向けた新規学童保育所整備方針 について
この方針は、新規の4小学童保育所を、むらさき子どもひろば内に整備することを検討するというものです。
数年来、待機児童が多かった4小学童(令和元年6月時点で27名…)に対する緊急対策の方針は、私としては大歓迎!…なのですが、
新たな課題もでてきます。
むらさき子どもひろばの建物は、3部屋あり、
現在、1部屋を学童として、2部屋を児童館(小学生用、乳幼児用と1部屋ずつ割り当てて)として使っています。
今回、新たに建物を建てるわけではなく、児童館部分を学童へ機能転換をする、ということですので、
建物を建てる期間もなく、施設改修の小規模な工事や備品の購入などで済むのはよい点ですが、
今まで利用してきた子どもたちの居場所を確保することが必要となります。
乳幼児用の居場所については、新しくできる日本無線跡地の下連雀5丁目のマンションエリアに、民間の保育園ができ、そこで広場事業が実施予定ということです。
また、児童館に来る小学生については、地域子どもクラブを拡充することで居場所づくりを図るという説明を受けました。
…学童に入っていない小学生たちの居場所が、減ってしまうのではないか‥
ここは、しっかり議論していく必要があると感じています。
また、緊急対策ということですので、暫定措置という見方もできます。周辺で適した物件が見つかれば、新たに整備も視野に入れる必要があると思います。
今後の流れは以下のようになります。
厚生委員会の行政報告で方針を報告 (←今ここ)
↓
12月以降の定例会で、学童やむらさき子どもひろばに関する条例の一部改正等の議案や、それに係る経費の計上などの補正予算の議案が市側から提出
↓
市議会の議決を経て決定
②保育園の待機児童解消に向けた緊急対応方針 について
内容は2点。
調査(※1)を行っていることの報告 と
定期利用保育事業(※2)の実施の検討・認可外保育施設利用助成事業の拡充(※3)の検討 です。
(※1)保育園の待機児童解消に向けて、6月の補正予算で緊急対策調査の費用を計上していました。
調査結果を来年度予算へ反映させていくということです。
(※2)東京都の定期利用保育事業制度↓
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/hoiku/ichijiazukari_teikiriyohoiku.html
(※3)現在は、認証保育所等の利用者に対して、一律に、月額2万円(定額)の助成しているが、
認可保育園の保育料と同じような、所得に応じた額の補助をするというような検討するというもの。
ちなみに、認証保育所に入所すると、認可保育所の申込みを併願していたとしても、待機児童の数にはカウントされないという仕組みです。
もうすぐ、4月の一斉入所の申込みが始まりますね。
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/c_service/081/081668.html
認証保育所の空き状況も、HPで載せてくれています!
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/c_service/001/001067.html
認可保育園→申し込みは市へ 認証保育園→申し込みはそれぞれの園へ
認可保育園でも、公立・私立がありますし、
他にも、企業型保育園もあります。
選択肢ができた分、保育園の選びも、数年前より大変になっています…
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