防災に関する都民シンポジウム「防災」×「女性」(@都庁)に参加してきました。
6月には大阪での地震で、ブロック塀が倒れ女児が亡くなる事件がありました。
7月には岡山県での豪雨により水害の怖さを目の当たりにしました。8月は東京でも大雨が降り、三鷹市では井の頭地域で水没が起こるなど、他人ごとではないと感じます。
防災意識は常に持つのが大事、なのですが、なかなか高い状態が続かないのが難しいところです。
また、自分一人ならなんとかなるかもしれない、でも、大切な家族を守るには?
私には、災害時に子どもを守るにはどうしたらいいのかという不安や疑問がどうしてもぬぐえず、今回のシンポジウムでは、知恵や気づきをたくさん与えてもらい、不安の解消につながり、大変意義深いものになりました。
シンポジウムで配られた「東京くらし防災」の本は、見た目もピンクでイラストもかわいらしく、内容は全て女性目線で書かれています。これは必読です。
目新しいというよりは、ちょっとした工夫や心がけのようなことが多いですが、災害を正しく恐れ、備えるためには、こういうことを知っておき、行動にうつすことが大切なのだと気づかされました。
この本の制作に関わったパネリストの方によると、防災意識の習慣化(生活への取り込み)と、女性の困るを見える化(男性にも知ってもらう)という狙いがあったそうです。
防災に女性目線も必要、大事だということが、よくわかりました。
リアルな想定話として納得したのは、以下の話です。
2人子供がいて避難する場合、どうする?だっこやおんぶしたとして、お母さん、どれだけ歩けますか?
どうすればよいか?
答えは、普段から地域の人とコミュニケーションをとっておくとのことでした。
「ご近所の底力」と都知事はおっしゃってましたが、助けてもらえる誰か、気にしてもらえる誰かが周りにいることが、あと一歩のところで助かるかどうかを左右するということです。自分一人ではどうにもならない時、助け合える関係の誰かがいたら、どんなに心強いでしょうか。
ご近所さんとの関係が希薄になりつつある現在、防災力をあげるために、地域での交流で安全網を張っておくといった感じでしょうか。
こぼれ話で、乳児ママさんパパさんに朗報です!液体ミルクの話。
都知事の口頭ですが、来年秋頃には国内生産が始まるらしいです。(厚労省の基準で今まで国内では作れなかった&海外産の液体ミルクを防災備蓄のためならOKだった)
パックのまま飲めるから、哺乳瓶の消毒やお湯の準備も必要なくてミルク作りのハードルがなくなるし、乳児連れのお出かけの荷物も減るし、…素敵すぎます。
特に夜、産後のママさんの睡眠不足を解消してくれるアイテムになること、間違いなし!夜ミルク作るの、いろいろストレスなんですよね…
巷で売られるようになったら、日本中のママさんパパさんの負担を減らしてくれるでしょうね!
0コメント