三鷹市役所で働いた経験から。

自分の住む三鷹市の市役所に、嘱託員として4年10カ月在籍しました。

とても充実した日々を過ごしました。

期限つきの職員だったからこそ、常に学びの姿勢でいられたと思います。

職員として働く中で、政策の決まり方、流れ、行政の仕組みなどを学ぶとともに、

実際に三鷹市で生活する1住民として、市政を自分事として捉えてきました。



働いてわかったこと一つ目。

市役所で働く中で、行政のプロだと思うような方々が活躍するのを間近で感じる機会が何度もありました。

私の住む三鷹市は、信頼できる人たちによって支えられているのだという安心感が生まれました。

その半面、民間企業との違いも感じました。

まず、前年度に次の年の計画をして(予算取りをして)、計画を実行していく(予定通り予算を使っていく)という面は大きく違います。マーケティング感覚があまりない面や、効率性を追求しない風潮は、やはり存在します。ただ、行政の仕事・役割は、民間企業とは違うので、ある意味当然で、仕方がないことではあると思います。ですが、仕事柄、そのような感覚や意識が育たないとなるならば、見直しを求めたり指摘して補う存在が必要になると思います。

多くの住民は、「税金を有効に活用してもらいたい」と考えています。また、新たな財源の取得は見込めない中で、三鷹市に限らず、自治体は今後、もっと地域経営できる組織に変わっていく必要があると思います。その意味でも、議会で発言権を持つ議員に、民間出身者の目線を加えることの意味があると感じます。


働いてわかったこと二つ目。

議員個人の発言が、市政にもたらす影響の大きさです。

三鷹市では、市民協働をうたい、市民を公募や無作為抽出して市民会議を行うなど、市民の目線を政策や計画に加えることを積極的に行っています。

また三鷹市役所は、いろいろな形で、市民をはじめ一般の方への対応を丁寧に行っています。自分自身も電話や窓口での問合せ、建物内で困っている方などへ、丁寧な対応を実践してきました。その中で、ご意見を頂戴することもありました。その場合は、必ず上司にあげ、対応の確認をとったり、内容によっては職場での共有、対応してきました。

自分が市民として、もし何か建設的な意見をいった場合、何か動いてくれる、意見をいうことが無駄にならない、という信頼感が生まれました。

市民への対応も丁寧ですが、それが議員さんとなると、対応もさらに丁寧です。議会での発言権もある上、普段の意見も必ず検討されます

それを間近で見てきた私は、子育て世代の多くが感じていることや疑問に思うことをリアルタイムで届ける子育て当事者議員の存在の必要性を、強く感じています。

子育て女性の声を 市政へ

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