フェムテックって、ご存じですか?

フェムテックという言葉、聞いたことありますか?

Female(女性)」と「Technology(技術)」をかけ合わせた造語です。

女性たちの悩みを技術で改善する、というものです。

数年前から海外で取り組みが広がっていましたが、日本でも取り組みが広がってきていて、2020年はフェムテック元年といわれています。



フェムテックという言葉ができることで、

これまで世間で話すことがタブー視されてきた「性」に関する状況が変わることにつながったり、

生理や不妊、更年期の症状は個人の問題だという意識とは別のイメージができることが期待され、

言葉自体の可能性も感じます。



女性の体特有の健康課題を個人の問題としないという新たな動きへ


女性は40~50代に、女性ホルモンが急に減ることなどで、更年期症状に悩まされます。症状は、個人差が大きく、また症状も多岐にわたるといわれています。

40代、50代の働く女性の数は増加していますが、様々な不調が出るため、仕事に支障をきたす女性も少なくないと思います。また、生理休暇のような休みがなく、仕事を休みづらいなどの状況も認知されてきています。

更年期について、女性の健康問題として知識を得ることやその症状を和らげられる手段を知ることは、女性のQOLの向上に資することだと考えます。

更年期が大変だったという話を聞くだけではなく、更年期への知識やその症状を和らげる手段を知っておくことで、安心にもつながりますよね。私自身、今後経験する更年期の症状について、自分事としてもっと知りたいという気持ちもあります。

もっと社会で認知され、さらに研究が進んでいけば、新たなサービスや製品の開発につながると期待します。


生理と言えば、「生理の貧困」という言葉で、SNSでも話題となっていたことをご存じの方もいらっしゃると思います。この春から、全国的に自治体が生理用品を配布する動きもあります。(三鷹市の動き→https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/090/090931.html (三鷹市HPより)在庫がなくなり次第配布終了(案内文より)とのことです。)

生理用品が買えないという経済面の課題。若い世代や子どもの貧困の課題にもつながっていきます。どう支援につなげていくかが大事になってくると考えています。

今回、SNSなどで話題となった根底に、生理に対する知識や知る機会自体の少なさ、さらに、生理痛や生理の期間など個人差があり社会に共有されにくかった女性の健康課題の捉え方を変えていくべきではないか?という問いかけもあると感じています。


生理の貧困や不妊治療などをめぐる最近の動きは、フェムテックと通じるものがあると思っています。

女性の健康支援に深く関連するフェムテックが注目されていくことは、

女性の体特有の健康課題を、社会全体で共有し、よくしていこう!という動きにつながる

と考え、今後も注目です。



(「女性の体の新常識 フェムテックで社会が変わる」という記事もありましたのでご参考まで。 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4486/index.html  NHKより)


国の動き

「フェムテック」という言葉が使われた予算は、経済の面から取り上げられていることからだと思いますが、経産省でありました。↓

https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210428003/20210428003.html (「フェムテックを活用して、働く女性の健康をサポートし就業継続を支える仕組み作りを応援します!」 経済産業省HPより)


「生涯を通じた女性の健康支援」とすると国での所管は、男女平等参画局となるようですが

https://www.gender.go.jp/about_danjo/basic_plans/1st/2-8h.html (男女平等参画局HPより)、健康支援という面で厚労省でも扱ってもおかしくありませんよね。今後の施策展開などに注目です。



フェムテックに関する勉強会に先日参加し、学ぶことが多かったため、今日は、その言葉とともに、取り巻く状況などをご紹介しました。市政でどのように…?ということも、今後さらに考えていきたいと思います。



明日は、一般質問です。

意味のある質問になるよう、頑張ります。

子育て女性の声を 市政へ

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