待機児童の状況

厚生委員会の情報提供資料をご紹介します。


令和2年度の認可保育所、学童保育所の入所状況について

コロナウィルス感染症の対応で行政報告にかかる時間を少なくするということから、定例的に報告が行われる内容については、情報提供という形で行うことができると決まっています。



過去3年分の6月の厚生委員会の行政報告での資料を並べてみました(クリックすると拡大できます。)

これから働こうと考える方にとって、待機児童が多いと、保育所や学童保育所に空きがないという状況では、申込みをあきらめることもあります。また、仕事をしていない期間が長いほど再就職には不利になりがちな現状もあります。少し空きがあるくらいを目指していただきたいという思いもあります。

一方で、保育園を新たにつくるには、建設費はもとより、毎年の運営費も固定費となってくるため(※)、少子化で子どもの数は減る中での待機児童の解消を目指すには、分析が大事という市の見解 や、新たに始まった、認証保育所に通うご家庭に対し認可保育園に通う場合の保育料の差額の補助を出すという取組み も、理解はしています。

また、新たに始まる定期利用保育(保育時間が4~8時間)の保育所(今年8月の開園予定が、コロナ禍の判断で残念ながら来年度に見送りです…)も、待機児童数がどのくらい減るのか等も分析に加えていく必要があると考えています。


学童保育所については、区域の学童保育所に申請して通らなかった場合、区域外で空きがある場合はそちらを案内する(学童保育所は住んでいる場所で申請できる学童保育所が決まっています)などの対応もとられています。また場所も、賃貸物件で整備するものや中学校の空き教室を活用するなどの柔軟な対応がとられています。


※…令和2年度の予算書より 保育所費 約98.5億円(うち、国や都の負担金・補助金等を除いた、市の一般財源の額は約43.7億円)  認可保育園の数 令和2年度46園

(参考)5年前のH27年度は、約61.0億円(うち、国や都の負担金・補助金等を除いた、市の一般財源の額は約33.7億円)(予算ベース) 認可保育園の数 H27年度34園


三鷹市(に限りませんが)の財政はこのコロナ対応でさらに厳しくなっている、また、コロナでの経済の影響によって来年度以降の予算に大きな影響がある可能性が高いという、厳しい現実も加わり、保育所の待機児童数解消への道筋が少し不透明な気がしてきています…

子育て女性の声を 市政へ

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