3月の定例会→来年度予算の議案があります

3月の定例会、とタイトルで付けましたが、

正式には、令和2年第1回定例会 です。

2月26日から3月27日まで約1か月間。

ボリュームもあり、長丁場になります…

https://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/activity/schedule/2020/custom_2020a.html

(予定です。詳細が更新されたらURLを貼りかえます)


議場では、これまでと同じ、5日間。

議場外で、常任委員会や、通常の特別委員会(外環特別委員会他)などが開かれます。

そして、予算特別委員会(予特(よとく)と呼ばれています)が設置され、予算の議案について、みっちり審査されます。



~3月定例会の特徴とは?~

「第1回定例会」の特徴は、ずばり、

新年度4月から1年間の予算の議案があること です。


自治体は、稼ぐことを目的としていない点、基本的に使っていく感覚である点は、民間企業と大きく異なると思います。

また、税収がいきなり増えるようなことは基本的にありません(減ることはありますが…)ので、お金が足りなくて予定していたことができませんでした、ということがないよう、

市の税収 や 国や都の補助金、その他入ってくるだろうお金(歳入)を想定し、それに沿った使い方(歳出)の計画をします。=予算


そして、予算書には、市のすることに関わる全てのお金のことが載っているということになります。


~予算書でわかることは?~

歳出部分では、どのようなことにどのくらいのお金が使われているのか、

歳入部分では、どのような財源構造になっているのか が主にわかります。

また、歳入と歳出を合わせてみることで、その事業に係る経費の内訳も調べることができます。


・補助金などを多く活用

国の補助金・東京都の補助金・三鷹市の一般財源 が 3分の1ずつ使われている事業(例えば、養育支援訪問事業や病児保育事業)や、

東京都の補助金100%利用してしている事業(例えば、子ども食堂の運営支援など)もあります。

三鷹市のしたい施策に合うものを、補助金を活用して実施するということもありますし

法定で実施するものでも、三鷹市の一般財源から一定割合支出して行う事業もあります。


・三鷹市の市税だけを財源として行っている事業

三鷹市の一般財源 100%のものについても、

三鷹市の財産(土地や建物等)の維持管理費 や 

三鷹市の考え方が反映されている独自事業 、または、

法定で国が実施せよと決めたが、不交付団体である三鷹市には国からの補助金がおりないため100%三鷹市で賄うしかない事業 など、いくつかのケースがあります。


・過去との比較

三鷹市ではオープンデータを推進していますが、令和2年度予算のデータ情報は、定例会前にアップしていただいています。(議案に関する記者会見の終わった段階?)

また、過去の予算や決算のデータもあります。

ありがたいことです!活用させていただきます。

https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/074/074103.html



令和2年度予算は、河村市長になって初めての当初予算です。

これまで行っている多くの定型の業務は大きく変わることはないでしょうが、

市長の想いが反映されていると感じるものが出てくると思います。

記者会見資料がアップされています。議案のわかりやすい説明資料もありますのでご参照ください。

https://www.city.mitaka.lg.jp/c_press/085/085179.html



「予算」に関することで、「補正予算」についても、少し触れたいと思います。

補正予算とは?

これまで定例会ごとに、補正予算の議案が提出されてきましたが、

これは、第1回定例会で決められた予算(当初予算と呼ばれます)の額を、状況の変化や対応のため、減額したり増額したりするものです。

勝手にお金を使うことはできず、「○○に使うために△△円使います」という補正予算案を議会に提出し、議会の議決を経て決定します。

今回も補正予算の議案もありますが、これは、令和元年度の予算(H31年第1回定例会で議決)とその後の定例会ごとに出された補正予算に対して、補うための予算ということになり、今年度(H31年度・令和元年度)分のお金の使い方に関するものですので、最終締めのような形になります。


年度末が近づいてきました。

忙しい日が続く方も多くいらっしゃるかと思いますが、どうぞご自愛くださいませ。

子育て女性の声を 市政へ

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