2024.1 臨時会  ~ みたか地域ポイントアプリを利用するデジタル商品券事業、低所得世帯への給付金給付事業

25日は臨時会が開かれました。

市側から補正予算が上程され、市議会で可決されました。



◆今回の補正予算の資料


https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/003/003871.html

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リンクの下の方、「添付ファイル」の「令和5年度の1月補正予算」のところの2つのファイル

令和5年度一般会計補正予算(第8号)総括表 ー 付 事業概要 ー(PDF 387KB)(←こちらがおすすめ)

令和5年度三鷹市一般会計補正予算(第8号)及び同説明書(PDF 323KB)

が対象の資料です。


今回は2つの事業に関する補正予算です。

① みたかデジタル商品券の発行

②    国の総合経済対策に基づく低所得世帯への支援


内容をご覧になりたい場合は、

上でご紹介した、補正予算の総括表P.3の「事業概要」にかかれていますので、ぜひご覧ください。




(ご参考)今回の補正予算に関連するもののリンクを貼ります ↓


●みたか地域ポイント

https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/099/099645.html (三鷹市HP)

https://mitakapoint.yomsubi.com/ (みたか地域ポイント専用webサイト)


●国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金

https://www.chisou.go.jp/tiiki/rinjikoufukin/juutenshien.html

制度要綱→https://www.chisou.go.jp/tiiki/rinjikoufukin/juutenshien/1_1129youkou.pdf


●国の総合経済対策 低所得世帯への支援 

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/sougoukeizaitaisaku/index.html






●みたかデジタル商品券の発行に関する説明📝

(あくまで議場で説明をきいた私のメモ📝です。

 よろしければ本会議の録画中継(今日の午後にアップされると思います)も

 あわせてご覧ください。)


・国や都の物価高騰事業の対象とはならない支援が行き届いていない層にむけての市独自事業

・デジタル一本にすることでの紙との併用より市の事務的、財政的負担軽減

・R2年度、R4年度に行った商品券事業から改善 (応募・抽選、公平性の確保、不正防止、店舗側の決済時の負担軽減で購入者がアプリで読み込む形に など)

・デジタルデバイド(格差)解消は重要な視点。細やかな利用者支援。

・物価高騰が市財政にも影響。実質、市の一般財源を持ち出さずに行う。国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金約2億円分はプレミアムの部分にあたっている。(プレミアム率20%の理由でもある)

・商品券事業は毎年行うものではないので、次から紙の商品券をなくしますよ、といった段階的なやり方や次回の告知をすることは難しい

・アプリ内での「商品券」の設定に約230万かかる。商品券事業が終わったらそのタブを画面から見えなくすることができる。

・アプリのその後について、R6年度はアプリにチャージ機能も追加予定。交付金活用で前倒しで行う。今後基本方針を総務委員会で報告。市政情報をプッシュ型で。広報機能

・近隣自治体の今年度の商品券事業状況 デジタル一本は、狛江市、八王子市、調布市 

・事業委託は、フェリカポケットマーケティングとJTB






今回の補正予算については、指摘したい点があったので討論(※)しました。

(討論とは?・・・採決する前に、賛否を表明し意見を述べることができます。)



●補正予算に対する討論原稿


議案第1号 令和5年度三鷹市一般会計補正予算(第8号)について、討論します。 

本補正予算にある「みたかデジタル商品券の発行」について、意見を申し上げます。  

この事業の、デジタル商品券にしたことやその効果や意味、地域ポイントアプリを利用する意味については、先ほどからのご説明がありましたので、ここでは触れません。 

しかし、疑問が解けなかったことを2点指摘します。 

まず、この内容を、臨時会でやるのはどうなのか?という点です。 

国の交付金を年度内に歳出予算を組んで予算化することが必須であったことや、物価高騰対策ということで商品券の使用期間を6月の定額減税(財務省HPより https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/index.html)と合わせて行うといったこと、また、財政運営上のやりくりをしながら行う点については、一定の理解をします。ですが、本格運用R6年度運用を目指す三鷹市地域ポイント事業に関する3億円規模の補正予算、これは間違いなく市長の目玉事業のはずです。

このような予算は、当初予算で示されて予算審査特別委員会、もしくは、定例会の補正予算で委員会審査を経て、という形をとるのが妥当だと考えます。臨時会で審議となると、過去の経験もあることから、やはりすっきりしません。 

もし仮に、前々からこのようなことをすでに検討していたとしたら、今臨時会で初めて内容をだすのではなく、最低限、委員会での行政報告は経てほしかったと思いますし、もし仮に令和6年度で行う予定だったとしたならば、それでもよかったのではないか、とも思います。 

2点目は、1点目の続きにもなりますが、地域ポイント事業の段階の踏み方として本当に大丈夫なのか?という点です。 

先ほど、今後、方針を作って委員会で報告すると説明がありましたが、過去に「ボランティアポイント・地域通貨(仮称)」事業基本方針https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/095/095871.html)をつくっています。その中で掲げられていることに「本部体制による運用」がありますが、本部はまだできていないです。ですが、登録募集をするようなキャンペーンが先行することになります…これは担当職員さんに過度な負担がかからないでしょうか。6月に実施期間についても準備が間に合うのかも心配です。

また、この基本方針のP.17には「キャンペーンによる事業拡充」についてかかれています。ここには、キャンペーン事業について「ただし、実際に実施する場合には、実施期間や諸条件等について十分な議論や検討が必要」とあります。それがなされたといえるのでしょうか。この点について、少なくとも市議会における十分な議論があったといえるのかについて疑問が残ります。

整っていない中で進めているという印象から事業全体への懸念も感じ、今回の事業実施は今が最適だったのかについては疑問がとけません。

以上、意見を申しました。その一方で、今年度も周辺自治体において、市民生活支援の物価高騰対策が行われる中で、三鷹市においても実施期間は来年度に入るものの、今年度の国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を物価高騰対策としての市民生活を支援する施策に充てることや、本補正予算のもう一つの事業、早期に取り組む必要のある国の総合経済対策に基づく低所得者世帯への支援については、理解もすることから、総合的な判断として、やむなく本議案に賛成といたします。  






今週も、お疲れ様でした✨

またいろいろな感染症が流行っているみたいですね…😢

どうぞお体に気を付けてお過ごしくださいませ。